■展示
住居表示のような鉄板が表紙の、ぶ厚い本。
表紙をめくると、陥没したページが続き、そこには1枚ずつ交互に「素敵な街をつくるのに、一番大切なものはなんですか?」という質問に対する回答と地図が書かれている。
ページが進み、答えた数が増えるにつれて、地図の要素は少しずつ消え、最後には完全に見えなくなる。
本の一番底には、ただ履き潰した靴が入っている。
(art-Link
上野-谷中 2004 公式出品作品)
■解体
展示されているものと同じ本が路上で解体される。
まず裏表紙から外され、靴は酒井が履いて街を踏み、地図は街そのものになる。
残された答えの書かれたページは、行き交う人々の手によって、一枚ずつ破られて街中へ散らばっていく。
(ゲリラ作品)
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